どれくらいで免許は取れるのか

自動車免許を取得するためには、一般に自動車教習所に通わなければなりません。

免許を取得した人の話では、合宿をして取得したため1ヶ月以内で取得したという人もいれば、半年ほど教習所に通って取得したという人もいます。

教習所に通う期間は人によって異なります。なぜかといえば法律で教習単位におけるコマ数が定められている為であり、その単位の取得方法によって、通う期間も変わりうることが理由になります。

自動車教習所で習う内容は、技能教習として実際に自動車の運転を行うのと、座学による学科教習に分かれています。

普通自動車免許のマニュアル車だと、技能教習は34時限、学科教習は26時限の講座が必要です。オートマ限定の場合、技能教習は31時限、学科教習は26時限となります。

1日に数多くの教習を受講できれば、ごく短期間で教習を終えることができるのですが、制限があります。1日あたりに受講できる教習単位が定められています。

学科教習については何コマでも受講できるようになっていますが、技能の教習については仮免許の取得までの第一段階は1日あたり2時限まで、路面教習が行われる第二段階からは3時限までと、受講コマ数が制約されているのです。マニュアル車ですと、技能教習の第一段階は15時限、第二段階は19時限で構成されます。

最短時間でこの技能教習を行なう場合、第一段階に8日間、第二段階に7日間の期間が必要で、合計で15日間かかることになります。実際には、この間に仮免許の試験がありくわえて教習所の休校日も挟むことになります。

したがって普通に教習所に通うと、最短でも20日以上の期間が必要となります。

しかし、これよりも教習所に通う期間を短縮することもできます。郊外の宿泊施設で合宿しながら教習所通いの合宿免許のプランだとマニュアル車で16~17日程度、オートマ車で約14~15日の期間で教習所を卒業することが可能です。

だが合宿免許では、技能教習だけではなく学科教習にしても受講スケジュールがぎちぎちに詰め込まれることになるため、注意が必要となります。